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The “One China” Policy Revisited

Eisuke Suzuki Donald Trump stunned the world by suggesting that the “One China” policy be questioned. He spoke to Ms. Tsai Ing-wen and referred to her as “the President of Taiwan.” She called him on December 3, 2016 to wish him congratulat…

「一つの中国」政策と戦略の逆説的論理

鈴木英輔 ドナルド・トランプ氏は米国の次期大統領となることが決定された直後に、「一つの中国」政策の見直しを示唆して世界を驚愕させました。台湾の蔡英文総統が大統領選の勝利の祝辞を伝える電話会談で、「台湾の総統」と公式名で呼んだからです。もちろ…

CNN and Alternative Facts

Eisuke Suzuki Kellyanne Conway #kellyannePolls is correct in saying “alternative facts”. Somebody must conclude “a certain piece of information” has “objective reality.” There are many observers who pontificate “objective reality” as facts…

Taiwan is not part of China

Taiwan is not part of China. President-elect Donald Trump’s statement that the One-China policy is up for negotiations, I believe, has reasonable ground in United States policy toward China. Let’s review the time line more carefully: (a) I…

「警察官職務執行法」の準用を止め、自衛隊法第95条の改正を

「警察官職務執行法」と準用を止め、自衛隊法第95条の改正を 鈴木英輔 本書『矛盾だらけの日本の安全保障―「専守防衛」では日本は守れない』は、元陸上自衛隊幕僚長であった冨澤暉氏と高名な老練ジャーナリストの田原総一朗氏との対談です。もともとこの対談…

日本の「兵士」が戦死する時の準備と用意は?

鈴木英輔 はじめに 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に実質2016年12月12日から参加する陸上自衛隊の部隊に、「駆け付け警護」と「宿営地の共同防衛」の新しい任務が11月18日に付与されました。第11次隊として派遣される部隊は、2012年以降、南スーダンに…

A View from Tokyo on Mr. Trump’s Victory

Eisuke Suzuki The world changed at night of November 8, 2016 (in Tokyo). It is no longer the same world we knew in the evening of November 8. Major media, print and broadcasting alike, misread completely the sentiment of, and the real issu…

おかしな国 日本という国

日本という国はおかしな国だ。あれほどの卑劣な性暴力を犯した輩に対して所謂「人権を守れ、人権を守れ」と絶えず叫んでいる御偉い先生方からは何の主張も非難も出てこない。東大当局も、これほどの悪事を主導し、ただその目的のためにサークルを結成したと…

The Beginning of the End of the European Union?

Eisuke Suzuki German Chancellor Angela Merkel said, “the idea of European unification was the idea of peace after centuries of horrendous bloodshed.” Historically, the movement of European unification was intended to secure peace by elimin…

ドナルド・トランプの「すばらしい新世界」:マニフェスト・デスティニ―を持つ国から「普通の国」へ

ドナルド・トランプの「すばらしい新世界」: マニフェスト・デスティニ―を持つ国から「普通の国」へ 鈴木英輔❋ 政治家、政治評論家、政治学者、メディアの政治記者など政治プロセスにかかわるもろもろの所謂専門家といわれる人の予想をことごとく裏切り、共…

『カエルの楽園』と「護憲原理主義者」と米国の対日政策

『カエルの楽園』と「護憲原理主義者」と米国の対日政策 鈴木英輔 本書『カエルの楽園』の著者は、『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』で一躍ベストセラー作家となり、かつての放送作家として、どっちかといえば裏方的な立場でいた時と違って、自民党政権中枢…

性懲りもない敗北した民主党

鈴木英輔 敗北した民主党と明日のない維新の党が合流するにあたって、新たに創りだされる新党の名称をインターネットで公募するという。なんという馬鹿らしさだ。「政党」というものが何であるか全く解っていない。 小学館の『日本国語大辞典』によると、「…

The Hundred-Year Marathon: Michael Pillsbury’s Warning to Japan

Eisuke Suzuki* Dr. Michael Pillsbury, the author of the book, The Hundred-Year Marathon (New York: Henry Holt and Company, 2015), reveals at length how the past eight United States presidents, from Richard Nixon through Barack Obama, had c…

敗北した民主党と明日のない維新の党のもがき

敗北した民主党と明日のない維新の党が合流するって? 民主党がどのような経緯を持って生まれたのか、なぜ民主党に党としての綱領が無かったのか、まったく反省がないし、もとよりそんな自覚もない。 単に政権を自から奪うために頭数を集めただけだからだ。…

日本の「国際化」教育に潜む閉鎖性の問題

鈴木英輔 SNSで国の内外を問わず驚くほどの人脈を四方にもち、それに呼応する情報ネットワークの大きさを基に、精力的に日本の国内の出来事を外の世界で起きていることに関連付けてピリッとした味のある批評を繰り広げているKaori FTという人がいます。このK…

マイケル・ピルズベリー著『China 2049』が警告すること 

鈴木英輔 著者のマイケル・ピルズベリー博士は「1969年に中国との連携を後押しする最初の情報をホワイトハウスに提供したひとり」(『China 2049』(日経BP社、2015年、12頁。以下頁のみ)であり、それ以降、「数十年に亘って、技術と軍事の両面で中国を援助…

The U.S.-China Condominium of the Pacific Ocean: Implications of the USS Lassen’s Innocent Passage in the South China Sea

Eisuke Suzuki* Michael Pillsbury’s recent The Hundred-Year Marathon reveals at length how the past eight United States presidents, from Richard Nixon through Barack Obama, had carried out, as a matter of policy, a series of initiatives to …

COP21 と「先にやった者の勝ち」というルール

鈴木英輔 2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催されています。交渉の焦点のなっているのは先進国対途上国の利害の対立なのです。途上国としては、地球温暖化の問題は理解できるけれども、自…

南シナ海を舞台にした米中の「カブキ」興行? 米駆逐艦「ラッセン」の無害通航の影響

南シナ海を舞台にした米中の「カブキ」興行? 米駆逐艦「ラッセン」の無害通航の影響 鈴木英輔❋ 米国は、日本では普通イージス艦と呼ばれている誘導ミサイルを搭載している駆逐艦「ラッセン」を国際慣習法・国連海洋法条約によって認められている公海での「…

The “Kabuki” Performance by the U.S. and China in the South China Sea? The Implications of the USS Lassen’s Innocent Passage

The “Kabuki” Performance by the U.S. and China in the South China Sea? The Implications of the USS Lassen’s Innocent Passage Eisuke Suzuki* The United States announced that its Navy carried out the Freedom of Navigation Operations (FONOP) …

学界の無責任さ

日本の学界も無責任なものよ。宮沢俊義というお偉い大先生をご存知だろう。 かのお人こそ天皇信奉者といわれ、敗戦直後には明治憲法の改正に反対していたのだ。 その後本人が当時の幣原喜重郎内閣の国務大臣松本蒸治を委員長とする憲法問題調査委員会が発足…

新安保法制の残された課題:もう一つの新しい憲法解釈の必要性

新安保法制の残された課題: もう一つの新しい憲法解釈の必要性 鈴木英輔✴ 2015年9月19日未明に安全保障法制関連法案が参議院で可決成立しました。これで、1960年の旧日米安全保障条約改定以来、日米同盟関係の懸案事項であった「片務性」が、集団的自衛権の…

日本国憲法が示す「積極的平和主義」の法理

日本国憲法が示す「積極的平和主義」の法理 鈴木英輔 現在国会で審議されている「安全保障法制」案を裏付ける「積極的平和主義」とはどのような理念に基づき構成されて、日本国憲法の掲げる国際協調主義と平和主義とに対してどのような位置づけがされるべき…

「一国平和主義」との決別と責任ある積極的な国際貢献のために

「一国平和主義」との決別と 責任ある積極的な国際貢献のために 鈴木英輔∗ はじめに 日本の安全保障政策論議が空虚で非生産的な状況にあるのは、憲法第9条の起草時点から正文採択時点に於ける本来の目的、特に第9条第2項の一切の軍備と国の交戦権の否認を文…

Farewell to "One Country Pacifism"

I have posted my new paper, "Farewell to 'One Country Pacifism' https://www.academia.edu/14140856/Farewell_to_One_Country_Pacifism_

非ヨーロッパ国家による「世界史の転換」の試みの失敗と大東亜戦争の意味すること

非ヨーロッパ国家による「世界史の転換」の試みの失敗と 大東亜戦争の意味すること 鈴木英輔 はじめに グローバリゼーションの波がうねっている今日この頃であっても、世の中の思考の仕方、理念・原則の実践の仕方、嗜好、生活様式などは、いくら「世界は一…

集団的自衛権の行使は合憲である---マニラから安倍首相と高村副総裁への後方支援

集団的自衛権の行使は合憲である--- マニラから安倍首相と高村副総裁への後方支援 鈴木英輔❋ 安保法制の国会審議の趨勢に潮目が変わったなどと歓喜する群集が出てきている今日この頃、敗戦後70年になるこのときに、「一国平和主義」からの決別を鮮明にし、国…

The Post-War International Order with Chinese Characteristics and the "Enemy State" Clauses of the United Natuons Charter

Here is my new article which might interest you. Eisuke Suzuki "The Post-War International Order with Chinese Characteristics and the "Enemy State" Clauses of the United Nations Charter" <http://hdl.handle.net/10236/13326></http://hdl.handle.net/10236/13326>

指原莉乃の「開き直り」の心意気

鈴木英輔 HKT48の指原莉乃(22歳)以下に述べる「開き直り」の心意気にシャッポを脱ぐ。よく言った。偉い。日本人が国際社会で活動するのにも、この「開き直り」の心意気が必要なんだ。 さしこ スピーチ全文「私と同じ落ちこぼれの皆さんの自信になれば」 A…

江田憲司大先生の不思議な論理

江田憲司大先生の不思議な論理 鈴木英輔 昨日(2015年5月28日)午後、衆議院平和秘安全法制特別委員会の質疑の中で不思議な論理が横行したのです。今日はここに、そのハプニングを記録しておこうと考えます。 維新の江田大先生が、国際法の「集団的自衛権」…

The Façade and Reality of the Asian Infrastructure Investment Bank

The Façade and Reality of the Asian Infrastructure Investment Bank Eisuke Suzuki❋ The prospective membership of the Asian Infrastructure Investment Bank (AIIB) led by China reached 57 countries, announced the Chinese Treasury Department on…

「アジア・インフラ投資銀行」(AIIB)の虚像と実態

「アジア・インフラ投資銀行」(AIIB)の虚像と実態 鈴木英輔∗ 中国が主導する「アジア・インフラ投資銀行」(AIIB)の加盟予定国が当初の予想をはるかに凌ぎ、現在加盟国となるとその意思を表明した国の数は既に57カ国にもなった、と中国財務省は4月15日に…

「政策決定への理論」  

「政策決定への理論」と題するイェール・ロー・スクール(イェール大学法学院)からニューヘーブン学派(New Haven School) と呼ばれる法政策理論を詳しく説明した小論を以下に発表いたしました。鈴木英輔 関西学院大学紀要『総合政策研究』第48号、201…

Caveat Emptor about the AIIB

Caveat Emptor about the AIIB Eisuke Suzuki It is undisputed that Asia’s financial requirements for new bridges, roads, ports, power plants and other infrastructure projects are gigantic. It is also acknowledged that funding sources availab…

戦艦「武蔵」の映像に思うこと

戦艦「武蔵」の映像に思うこと 鈴木英輔 戦艦「武蔵」の最後がより鮮明に水深1100メートルの海底から映し出された。 今まで考えられていたよりも衝撃的な姿であった。 実況放送の最後に、プロジェクトの調査スタッフらは船内に集まり、戦死者に黙とうを捧げ…

「戦後国際秩序」の崩壊の始まり

「戦後国際秩序」の崩壊の始まり 鈴木英輔 「イスラム国」と自称する非惨で非情な犯罪組織が第一次大戦の戦後処理としてサイクス・ピコ協定の下で創りだされてきた国境を消し去り、自らのデザインで新たな国造りを狙っていることも、現在進行している領土に…

NHKのとんでもない言語感覚

NHK という所はとんでもない言語感覚を持ているところだねぇー。全く面食らったよ。なんだ、「イスラム国」という名をつけて「国家」としての承認を受けていない集団を「国」として扱うことは良くないから「イスラム国」という名称は今後使用しないという。…

“The Islamic State” and a Challenge to Postwar International Order

“The Islamic State” and a Challenge to Postwar International Order Eisuke Suzuki✳ “The sound of the bell of Gionshoja echoes the impermanence of all things,” begins The Tale of the Heike. The postwar international order established by the …

India's Challenge at the BRICS Bank

India’s Challenge at the BRICS Bank Eisuke Suzuki✳ Frustrated by the failed implementation of far reaching reforms in a major overhaul of the IMF’s quotas and governance approved in December 2010, Brazil, Russia, India and China brought in…

China's Claims for Territorial Acquisition in the South China Sea

China’s Claims for Territorial acquisition in the South China Sea In May 2009 China sent two Notes Verbales to the UN Secretary General requesting that they be circulated to all UN Member States. The 2009 Note Verbales included China’s uni…

いつか来た道――明治新政府の朝鮮との国交回復交渉と今

鈴木英輔 お隣の国、韓国、との関係は全くといって良いほどに改善する兆候は見えません。 ここで過去にどのような形で日朝の国交が回復されたか、もう一度想起するのも良いのでしょうか。 「我を知つて彼を知らず。その人、沈深狡獰(こうどう)、固陋傲頑(こ…

Chinese Propaganda: The Post-War International Order with Chinese Characteristics

Eisuke Suzuki China’s recent propaganda campaigns against Japan are extraordinary. They have been carried out systematically and deliberately in concerted efforts by government agencies around the world. Foreign Minister Yang Jiechi remark…

Sample page of "Diary of a London Call Girl"

This is somewhat old sample pages from the diary of Dr. Brooke Magnanti, a scientist and a London call girl, who wrote a blog as "Belle de Jour" before she came out, and still she continues her blog. She has written numerous books and essa…

内閣法制局の「集団的自衛権」に関する解釈を超えて:日米安全保障体制の再検討へ

私の論文「内閣法制局の『集団的自衛権』に関する解釈を超えて:日米安全保障体制の再検討へ」がネット上で読めるようになりました。 『総合政策研究』第46号、pp27-66。 http://kgur.kwansei.ac.jp/dspace/bitstream/10236/12211/1/46-4.pdf

日本相撲協会の北の湖理事長の不思議な発言

鈴木英輔 横綱白鵬が史上3人目という偉業を成し遂げたことに関して、白鵬の引退後の「一代年寄」という「名跡」を取得する可能性は存在しない、と北の湖理事長は断言したそうです。理由は何かと思えば、相撲協会の規定に「年寄名跡」の取得資格に「日本国籍…

「自分たちのサッカー」

「自分たちのサッカー」 鈴木英輔 W杯ブラジル大会での「サムライ・ジャパン」のサッカーををテレビで見ていると、何だか虚しくなる。落胆とか、無念とか、怒りなどではなく、悲しさと言ったほうが正しいだろう。他の国のサッカーチームは気迫があり、スピー…

「国連中心主義」とは何か

「国連中心主義」とは何か 鈴木英輔 日本が国連の加盟国になったのは、1956年です。サンフランシスコ講和条約発効後4年も経っています。そもそもサン・フランシスコ講和条約自体が、その条約作成と関係諸国間での交渉というものが、冷戦という「世界的規模に…

ウクライナの危機―民族国家の意味と「国民国家」という概念の持つ混乱

ウクライナの危機―民族国家の意味と「国民国家」という概念の持つ混乱 鈴木英輔 「国民国家」とは一体何を意味するのでしょうか。かつては「民族国家」と言われていました。今風に説明されているものには、ひとことで言えば、政治権力により国民統合がなされ…

中国の宣伝する「戦後秩序」とその真の狙いは

中国の宣伝する「戦後秩序」とその真の狙いは 鈴木英輔 最近の中国による組織的に且つ世界的に展開されている一連の反日プロパガンダには眼に余るものがあります。その核心ともいえるものが「戦後秩序」です。これまでの全ての反日プロパガンダは、その戦後…

The Question of Crimea's Independence

Six years ago, on March 26, 2008, I wrote the following essay for Business Recorder, Pakistan's premier financial daily. Crimea declared independence from Ukraine. The West denounces the secession of Crimea from Ukraine as illegal under bo…