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学界の無責任さ

日本の学界も無責任なものよ。宮沢俊義というお偉い大先生をご存知だろう。

かのお人こそ天皇信奉者といわれ、敗戦直後には明治憲法の改正に反対していたのだ。

その後本人が当時の幣原喜重郎内閣の国務大臣松本蒸治を委員長とする憲法問題調査委員会が発足したのだが、当の松本は商法が専門の東大教授であったため、実際の改正作業は憲法学者の宮沢に委ねられた。その委員会が作成した「私案」というものはことごとくGHQ側から拒否され、「憲法問題調査委員会のメンバーがポツダム宣言を受諾したことの意味、敗戦の意味、民主化の意味をまったく理解していなかった」といわれているのだ。この評価はまさに委員会の作業を指導した宮沢に与えられたものであろう。

 その大先生が敗戦後の新憲法の権威として日本の憲法学の山脈を築いてきたというのだから話にならない。